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お宮参り・七五三に父親も着物を着よう

日本の伝統行事として子供の誕生祝うお宮参り、子供の成長を祝う七五三があります。子供はもちろん、母親が着物を着ることはそれほど珍しくありませんが、父親は着物に抵抗があるのか多くの人がスーツで参拝しています。

しかし父親も着物を着て、家族全員で和装でお詣りするはどうでしょう? 記憶に残る記念日になること間違いありません。

母親は入学式や卒業式にも着物を着る機会はありますが、父親はそうはいきません。卒業式に着物を着ている男性がいたら浮きます(笑)

父親が着物を着る機会は多くありません。お宮参りと七五三を逃すと人によっては着る機会がないかも? 家族みんなで着物姿が楽しめる滅多にないチャンスなので和装も考えてみたらいかがでしょうか?

父親が着物を着るためにはルールがあります。着物を着たいから「自分だけ着物」というわけにはいきません。ほとんどの家庭が「3」に該当すると思います。父親が着物を着るためには「1」の全員が着物である必要があることを押さえてください。

子供母親父親
着物着物着物
着物礼装礼装
着物・洋服着物・洋服ビジネススーツ

レンタルか購入か

スーツと違い着物を着る機会はほとんどありません。もちろん一着持っていたいというのであれば購入するべきですが、レンタル着物も視野に入れてはどうでしょう?

購入する場合はセットで買った方が手間がありません。着物、羽織、帯、雪駄と揃っているので色とサイズを決めればOK。お手頃なものから10万以上のものまであるので、予算に応じて考えてください。

2万円でフルセット揃うのは魅力的


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レンタル

レンタルする場合もフルセットのものを選ぶといいでしょう。1万円代からフルセットでレンタルできます。ワンタッチ帯など着付けが簡単なものが多いようです。


落ち着いた色合いの着物を選ぶ

購入されるにせよ、レンタルするにせよ、神聖な場所であることを踏まえて、派手な色味やデニム着物のようなカジュアル色の強いものは避け、落ち着いた色合いの中から選ぶようにしましょう。

    • 若々しさも感じさせる鉄板色で誰にでも似合います。
  • グレー
    • 紺色よりも落ち着いた雰囲気に。
    • 落ち着きすぎてオッサンぽくならないよう注意。

私事ですが

妻が茶道をしていることから、私もお茶会の手伝いをすることがあります。そのため男性としては珍しく自前の着物を持っています。しかしお宮参りも七五三にもスーツで参拝しました。三人の子供(女・女・男)がいるのでお宮参り3回、長女三歳、次女三歳、長女七歳、次女七歳と長男五歳は同時に行いましたので七五三は合計4回。妻はいずれも着物だったので、「一回くらい着物で行けばよかった~」とちょっぴり後悔しています。

着崩れ対策

着物を着たことがない人はどうやって着るのかさえ分からないと思います。 「男 着物 着付け」などで検索をかければ着物店のHPや動画で着付け方を見つけることができるので、一度見ることをおススメします。

着付け方法を見ながらどうにかこうにか着ることができても、着付け方法を覚えておかないと、お手洗いなどで、着物が緩んでしまった時に直せなくなります。

特に難しいのが帯の結び方。帯で着物を格好よく着れるかが決まります。自信がない、面倒くさいという人はマジックテープ仕様になっている「ワンタッチ帯」というものがあるので検討してみては?

袴は履いても履かなくてもかまいませんが、袴紐の結び方も慣れが必要で、ベルトがいかに楽かを思いしらされます。こちらも自信がない方にはあらかじめ結びめができているワンタッチ式があります。

袴には「馬乗り袴」(キュロットスカートタイプ)と「行灯袴」(スカートタイプ)があります。用を足すとき「行灯袴」であればたくし上げればなんとかなりますが、「馬乗り袴」ではそうはいきません。一度袴を外すか、袴内で一方の足を移動させスカート状にする必要があります。どちらにせよ練習しておくとトイレの時に慌てずにすみます。

また帯や袴のすべて商品にワンタッチ式があるわけではないこと、セット内容に袴が含まれていないこともあるので、購入する場合でもレンタルする場合でも内容をよく確認してください。

加藤商店さんの動画がとても分かりやすいのでリンクさせていただきました。この動画を見て無理そうだと感じたらワンタッチ式を考えてみたらいいでしょう。

加藤商店さんの着付け動画

【男着物の着方・着付け】  

【男袴の着付け】

いざという時、困らないように

  • 着なれない人の着付けは着崩れしやすい⇒最低限着崩れは直せるように。
  • お手洗いに備える⇒小、特に大は初心者には難しい。事前に済ませておいても、いざのために練習しておきましょう。
  • 運転する場合⇒不慣れな雪駄や草履は避け、運転中は靴を使用。

格好よく着こなすために

洋服とは全く違って、どういう着こなしをすればいいのかわからない人向けに、おせっかいながらちょっとアドバイスしたいと思います。

  • 角帯は腰骨より少し少し低い位置に結ぶ
    • ベルトに慣れているので結構低く感じるかもしれませんが、ウエストに結ぶと「バカボン」になります。
  • 歩幅を控えめにする
    • 洋服の時のように大股で歩くことは着物姿では似合いません。着崩れ防止にもなります。
  • カジュアル色は排除し落ち着いたものに
    • 大正ロマン風に着物に帽子や革靴もファッションとしてはありかもしれませんが神聖な場所にはふさわしくありません。
  • 袖のたもとに気を付ける
    • 食事をする場合はたもとを意識しないと料理に引っ掛けたりします。
  • 羽織はかならず羽織る。
    • マナーとして必要です。暑くても我慢。なによりあった方が格好いいし、若い人が羽織を着ないと落語家の前座みたいな感じに。
  • アクセサリー
    • 派手なアクセサリーや時計は避ける。着物に時計はミスマッチという人もいますが、ないと不便なので落ち着いたものなら全然OKです。
  • 着崩れを気にする
    • 胸元が開いてきた。足元が広がってきた。歩いたり、座ったりしているとグダグダになったりします。時折気にして直すといいでしょう。

着物を楽しんでみよう

私自身、着物を着る機会は2~3年に一度あるかどうか。着付けにも時間がかかります。それでも着る時はいつもと違うワクワク感があります。

着物姿で歩くと人の目線を感じます。それだけ着物姿の男性は珍しいのだと思います。これもいつもとは違う感があって悪い気はしません。

着物は面倒、大変という内容になってしまいましたが、面倒、大変も含めて楽しめるのではないでしょうか? これが日常だとさすがにイヤになりますが、たまになら面白いものです。

子供のお祝いに便乗して父親も楽しんでみましょう!

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