物を買う時はまず値札から。そんな行動が当たり前の人もいますよね。実は私がそうです（苦笑）。子供にお金がかかって私が使えるお金はごくごく限られたものです。
スーツが必要になった時、高いスーツなら質がいいものが買えるのはわかりますが、１０万円を超えるようなスーツ・・・無理無理、絶対無理!! ５万円以上でも１００パーセント無理! ３万円なら・・・んーん、もう少しなんとか・・・。でもあんまり安いといかにも安物って感じで・・・
大丈夫、近年安くて良質のスーツはたくさん出回っているんですよ。子育て世代の父親の財布にも優しいスーツがこんなにもあるなんて！ と目からウロコかもしれません。
安くても良質でオシャレなスーツ、そしえ安さがバレない着こなし術を紹介していきます。
安さの理由はここにある
ひと昔前のように「安かろう悪かろう」という方程式がなりたたないほど安くても良いものが出回っています。それではどのように値段を抑えることができるのでしょう。そこには高級スーツにはない工夫があります。
安い生地を使っている
高級スーツには海外の有名ブランド生地などが使われています。ウール100%であることがほとんどです。
一方安いスーツはポリエステル100％やウールとポリエステルの混紡であることが多く、高い天然繊維を使わず安い合成繊維を使うことで単価を下げています。ボタンや裏地素材などもコストパフォーマンスのよいものが使われいます。
安い生地≠ダサいスーツ
「安い生地」というと誤解があるかもしれません。石油を原料とするポリエステルは安価に製造できる素材なので、ポリ100%やポリ混で作ったスーツは値段も安くなるわけです。粗悪なポリエルテルスーツも中にはありあすが、ウール100%と比べても見劣りしない商品も珍しくありません。そして後述しますが、ポリエルテルならではのメリットもたくさんあります。
機械縫製で時短＆簡略化
フルオーダースーツは職人により採寸、仮縫いなど、手作業でひとつひとつ作られるのに対して、既成スーツは工場で流れ作業により製造。工程の簡略化や機械縫製で製造時間を短縮しています。
既成スーツの縫製工場はほとんど海外にあり、技術が高い日本縫製に比べれば質は落ちますがスーツの値段を安く抑えることができます。
また既成スーツは同じ製品を大量生産することでコストを下げています。展開色や柄を絞ることで大量仕入れ、大量生産。ファストブランドが典型的な例です。
ポリエステルスーツの特徴とメリット
安価な既製スーツの特徴としてポリエステルが使われています。ポリエスエル100％からポリエステルとウールの混紡、混紡の割合は様々ですが、合成繊維のポリエステルを使うことでコストを下げています。
一方、何十万もする高級スーツに合成繊維が使われることはほぼありません。高いには高いなりの、安いには安いなりの理由がありますが、安いから悪いとは一概にはいえません。高級スーツとポリエステルスーツの特徴について説明していきます。
高級スーツの特徴
ウール100%である上にSUPER120'Sなどのウール原毛の細いものを使用することで以下のような特徴があります。
- 冬暖かく、夏はすずしい
- 通気性がよい
- ストレッチがきいている
- シワの回復力が強い
- しなやかで艶がある
- 裏地にキュプラを使用
- 着心地がよい
海外のブランド生地を使ってフルオーダーすれば２０万円以上は必要になりますが、最高の一着が手に入ります。
ポリエスエルスーツ（安いスーツ）の特徴
合成繊維であるポリエステルを使ったスーツの特徴は「安さ」にありますが、それだけではありません。
- 強度が強い
- 型崩れしにくく、シワになりにくい
- 速乾性に優れている
- 軽い
- 自宅で洗濯できる（ウォッシャブル製品のみ）
- ストレッチ素材のものがある
一方デメリットとして、
- 吸湿性が悪い（蒸れることがある）
- シワになりにくいが一度入ると取れにくい
- 擦れた部分がテカテカしてくる
外回りの営業マンなど作業着のようにスーツを着る人にはポリエステルスーツは重宝することでしょう。
安いスーツを安物に見せないテクニック
どんなに高価なスーツでもヨレヨレになっていたら誰も格好いいとは思わないでしょう。一方パリッと決まっていれば値段にかかわらずそれなりに見えてしますものです。
高いスーツと安いスーツがわかる人はほとんどいない。
服飾関係の人や一部のファッション通でなければたとえ安いスーツでもバレることはないんです。それでもダサい着方をしたらやっぱり格好悪くなります。安いスーツを格好良く見せるテクニックは2つ。「サイズ感」と「今どき感」です。
「サイズ感」は最重要ポイント
サイズが合っていなくて、ブカブカだったりパツンパツンだったら高価なスーツでも安物に見られてしまします。反面安いスーツでもあってもジャストサイズであれば安物に見られることはありません。
既製スーツはオーダースーツのようにはいきませんが、身長、ウエスト、そしてサイズ表をしっかり確認すればたとえネット販売であっても大きく外すことはありません。心配な人は店舗での試着をおすすめします。
サイズ感で気になるのは「袖丈」と「裾丈」。この二ヵ所は必ず確認するようにしましょう。
袖丈
親指の先から袖口までが11センチから12センチ、ワイシャツが1センチから1.5センチ見えるのが理想とされています。
袖直しには3,000円位かかるので、大きく外していなければ許容範囲としてもよいでしょう。
裾丈
こちらは譲れません。裾が極端に短かったり、逆にダブついていたら安物感が出てしまいます。修理代は1,000円程度と比較的安く、いざとなったら裾上げテープを使い自分で直すこともできます。
裾丈はパンツの幅との関係で決まります。
| ノークッション | ハーフクッション | ワンクッション | |
| 細身のパンツ | 〇 | 〇 | ✕ |
| 太めのパンツ | ✕ | 〇 | 〇 |
シルエットは「今どき感」を意識
スーツにも流行があります。バブル期には肩パットがバッチリ入ったものが流行っていました。またゆったりしたソフトスーツやパステルカラーのスーツが人気だッと時もあります。
最近は細身のスーツが人気ですが、ノータックのピッチリしたものからワンタックの気持ち細目のものに移行しつつあるようです。「今どき感」を出すのであればやや細身のワンタックを選ぶと間違いありません。
標準体型であればジャケットはシングル。裾もシングル。色も気をてらわずオーソドックスにいきたいですね。好みで変化をつけるのもよいでしょうが、「今どき」をまとめると、
- シルエットはやや細め
- ジャケットはシングル
- カラーは3種から（濃紺、ダークグレー、黒）
- 無地、柄はシャドウストライプなどの目立たないもの
- 袖丈はワイシャツが1cm程度出るくらい
- パンツ裾はシングル
- パンツはワンタック（ノータックも可）
- 裾丈はハーフクッション
「今どき感」を出して、格好良く着ると安物であることはバレません。
安くても格好いいスーツを探してみよう！
「サイズ感」や「今どき感」で安さをカバーできることをお話ししてきました。しかし1万円を切るような激安スーツは慎重に選んでください。できれば手を出さない方が無難と言えます。あまりに安いものは生地の質がとても悪かったりします。ペラペラだったり、安物感の光沢があったり、、、
いくら安くても1万以上、できれば2万円以上、頑張れる人は3万円以上出せば良いものが見つかります。店舗で探すなら生地の質感をチェックしてください。ネットで買う場合は現物を見ることができないので「評価」も参考にしてみるといいでしょう。
大手紳士服量販店 AOKI なら安心
ネットで探すと安くてカッコいいスーツが沢山でてきます。「でもそれ大丈夫かな？」そう思うことありませんか？ ネットで買い物したら写真と現物がずいぶん違う、という経験があるからだと思います。
あのAOKIならどうでしょう？ やっぱりネームバリューのあるところだと安心しますよね。
流行のスリムシルエット。鉄板の無地チャコールグレーなら、色々なシーンに対応できます。ポリエステル70%、ウール30%。生地にウールが入ると光沢感UP。
チャコールグレー無地スーツ 21,890円（税込）
格子柄の紺。このくらいの落ち着いた柄であれば柄物でも大丈夫。ストレッチ素材の洗えるスーツなので着ていて楽、汚れても自宅で洗濯できるのでクリーニングに出す手間がありません。
洗えるストレッチスーツ 紺ウィンドウペン 21,890円（税込）
AOKIの21,890円（税込）スーツの一覧はこちらから
AOKI公式サイトはこちらから
スーパーをあなどるなかれ、人気のイオンスーツをチェック！
スーパーでスーツ？ なんかピンとこない人もいるかもしれません。そこの通り過ぎる人・・・ちょっと待ったぁ！ 見ていってください（笑）
イオンのメンズスーツは最近とっても評判がいいんです。安いのにカッコいい！ デザイン、展開色を絞ることでコストダウンにつなげているのでしょう。
ポリエステル100%の洗濯機で洗えるスーツ。スリムのほかにレギュラータイプもあり、カラーは5色展開。
洗えるスリムノータックスーツ 14,080円（税込）
人気のスリム・ブラックスーツ。ストレッチ素材を使用し、パンツのみですがウォッシャブル加工になっています。ウールを30%を含む生地の質感も申し分なし。
ストレッチノータックスリムスーツ 21,780円（税込）
イオンのお得なメンズスーツ一覧はこちらから
ネットでお手頃オーダースーツにチャレンジ！
最近オーダースーツの値段が安くなっているんですよ。既成スーツとほとんど変わらない値段で展開しているお店もあるほどです。
その中でも今回紹介するのは、suit ya。実店舗を持たないネット販売のみなので、オーダースーツへの冒険のチャンス！ だってオーダースーツ店て入りにくくありませんか？
suit yaは29,800（税込）から販売しています。３万円を切る値段でオーダースーツが手に入るなんて、ますます冒険してみたくなりませんか？
チャコールグレーの洗えるスーツ。裏地やボタンも選べるのもオーダースーツの魅力。自宅で採寸した後、ポチポチと入力していけば簡単にオーダーできます。
suit ya の洗えるオーダースーツ 29,800円（税込）
suit ya の公式サイトはこちらから
さて、いかがでしたでしょうか？
安くてもカッコいいスーツがあることが分かっていただけましたか？ おまけにストレッチ素材だったり、自宅で洗えたりと、スーツは進化しているんです。
あとは着方を間違えなければ安いスーツであることはバレません。それどころかカッコいいスーツに見られます。安いスーツしか買えないと諦めることはないのです。
最後までご覧いただきありがとうございました！